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2019.06.08 カテゴリ:

天窓の効能

「22+1」

むかし“天窓に頼った設計は下手くそだ!!”と教わりました。

それはつまり、採光を確保するに垂直面の窓をきちんと検討せず、天窓ありきで設計してしまうのがよろしくないと言うこと。

窓は景色の取り込み、視界の抜け、風の出入口、香りの出入口、日の移ろいなど、様々な役目を果たしてくれています。

それが垂直面なのか水平面なのかは別として、きちんと意思を持った窓であるべきと考えます。

 

今作において、COMODO史上もっとも大きな天窓を用いています。

敷地条件から現状問題ないにせよ、将来的に南面に押し迫る形で家が建つ恐れがある土地のため、“予防策”として採用しています。

しかしながら単に不足分となる光りを取り込むためだけに天窓を用いるのでは勿体ない!!

天窓はどこか教会の様な神々しさすら感じる僕としては、重んじてその配置には注意を配っています。

ミニマムな住宅だからこそ感じられる光の集約が期待できるのではないでしょうか。

 

だがしかし、いいことばかりではございません…

天窓は将来的に雨漏りがしやすいですから、そのリスクマネジメントも押さえた納まりを検討せねばなりません。

また、光が望めると言うことは夏の日差しも取り込んでしまうことを忘れてはなりません。

その辺もしっかりと配慮した上での天窓は、たったそれだけで空間をドラマチックに変えてくれるアイテムのひとつとなります。

掃き出し窓を閉めていてもこの明るさ。

しかも撮影は雨の日。

同日別角度から。

天窓の下がなんたるかも設計の役目。

もちろん天窓の眺めがお隣の屋根…では情けない(笑)

あまりにも開口高が低いため(H1600)に生じる「頭ぶつける問題」の対処方法(笑)

 

 

 

過日放送された「渡辺篤史の建もの探訪」ですが、順当に行けば6月23日のBS放送でご覧頂けます。

2019.06.23

是非ご覧くださいませ!!