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現場は生き物

「サザエさんリフォームするの巻」

現場は佳境へと突入しており、現在は内装工事をメインに家具や建具のスタンバイといった状況。

 

思ったよりも躯体は良好でしたが、図面には起こせない取り合いがリフォームには発生します。

仕上がってしまえばなんてことのないディテールですが、その際にデザインを足すのか引くのか。

リフォームでありがちな張りぼて感、切った貼った感の強い空間の質にはしたくない。

リフォームだから仕方ないと、言葉で片付けるのは容易です。

しかしながら僕らの求める建築の方向性とはそぐわないし、なにより住まい手さんが僕らに求める期待のベクトルに相違が生じてしまいます。

新築であろうとリフォームであろうと、COMODOらしさを忘れずに。

サイディングの外壁から杉板張りを白塗装の仕上げへと変更。

腐らないのですか?との質問を多く受けるこの杉板張りですが、軒を出し、通気で乾燥する納まりにしてあげればほぼ問題なしと考えます。

メンテナンスフリーの素材は経年美化を味わえませんし、なによりそんな素材は存在しません。

手を掛ける事で愛情が増すというものです。

既存柱と竹の見切り材と新しい壁。

真壁にキッチンタイル。

長押と新設の枠。

既存枠と新設の壁。

今作は久しぶりに高千穂シラスの「中霧島壁」をチョイス。

経年美化した柱や天井、欄間などの渋みとの色味に悩みましたが、全体的に締まった印象に落ち着きました。

 

すべてが新しく更新されているけれど、住まい手さんにとってどこはかとなく懐かしさを感じてもらえるように。

「思い出までリフォームしないリフォーム」は、まもなく完成を迎えます。

 

お問い合わせ先

COMODO建築工房×飯田亮建築設計室

住所|栃木県宇都宮市上桑島町1465-41

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