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現場巡礼|ホタル山景の家(0123)/ 内包する家(0126)

まずはホタル山景の家より。

今作はいつになく造作が多く、ヴォリュームも普段よりあるため、大工さんは少々手こずっている様子。丁寧に進めていただいております。

東面に望む山景が特徴の敷地ゆえ、開口はそちらをメインに取り込んだ設計となっています。キッチンから眺め、リビング、洗面室などなどあらゆる場所から景色を楽しめる開口を目指しました。

その景色の取り込み方はさまざまで、掃き出し窓と呼ばれる床面からの開口、腰窓と呼ばれる壁の一部を切り取る開口など、開ければいいというものではありません。さらにはその開口のヴォリュームや形状によって取り込み方の印象は変わります。

全開で開け放つこともございますし、あえて絞ってより印象を深めたりと、部屋の用途や視線の抜け具合を加味しながら調整しているのです。天井と開口の上端の空き具合、両サイドの空き具合など、壁と開口の比率にはとても慎重に、吟味を重ねております。

もちろん光の入射量や風の通り道のことも忘れてはなりません。一概に「窓」と申しましても、とても多くの意味があるのですね。

この開口はFIX(開かない窓)で、キッチンに立った際の眺望を担います。奥様の身長に合わせて窓の高さを調整してあります。

先程の窓に絡んでくるリビングの掃き出し窓。造作の木製建具にて全開口を可能とし山並みがダイレクトイン。

3畳の和室の縦長スリット窓。光の移ろいが楽しめます。

あえての絞り窓。チラリズムが奥行きを引き出すため、狭い空間では有効な手段。意識がより外へと向けられる。

200Pに及ぶ図面との向き合いが大変ではあるけれど、とてもやりがいを感じるとおっしゃる、心強い若い大工さん。

天井はマグブロー(GW吹き込み)で性能を一段上げ、気密は一筆で描けるように納まりを検討しています。

壁もGWにてUa値に寄与。パンパンの断熱材に断熱性能の不安を一蹴。

東から西面を望む。雄大な景色に埋もれぬよう、屋根勾配には特に検討を重ねました。田舎らしく、その佇まいは100年後も違和感を抱かせないように。

西から東へ。母屋とのバランスももちろん忘れてはならない存在感。

 

 

 

続いては内包する家。

こちらは現在枠の造作が進められておりました。

一つ一つ、ほぼ全ての工程が職人さんの手による作業のため、COMODOの建築はお時間を頂戴しております。本当に丁寧な作業には頭が下がる思い。

洗面室の入り口枠。材料はいつものラワン材。

ノミを扱える現場は現在の家づくりにおいて、ほぼほぼ出番がなくなってしまいました。後世にもこういった建築を残していきたいと切に願います。

このような形で納まります。僕のデザインは見た目にはとてもスッキリではあるけれど、実はとても手がこんでいるのです。

 

 

こうして徐々に竣工が近づいてきたこともあり、完成見学会の日程が決まりました。住まい手さんのご好意のもと、両作とも開催させていただける運びとなりましたので、日時をお知らせいたします。

 

◆内包する家|栃木県下都賀郡壬生町

4月3日〜11日(平日の観覧希望の際は個別でご案内させていただきます)

 

◆ホタル山景の家|栃木県大田原市

4月19日〜25日(平日の観覧希望の際は個別でご案内させていただきます)

 

先行での予約を承りますので、メールでお問い合わせくださいませ。

お待ち申し上げております。

 

お問い合わせ先

株式会社  COMODO建築工房

住所|栃木県宇都宮市上桑島町1465-41

TEL|028-689-9560

mail|info@comodo-arc.jp

 

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