家と建具

空間に寄り添い、つなぎ、そして彩る

代表 :狐塚芳則

 

−飯 狐塚さんとの付き合いはもう15年になりますね具の納まりだけでなく、建築全般について本当にたくさんのことを教わってきました

−狐塚 飯田君は志を持っているけど素直だからね教えてください、ってわれると職人っていうのは張り切っちゃうものだよ

−飯 建築の楽しさを僕に教えてくれたのも狐。職人さんたちとに作り上げてくことの面白さを知った途、建築が楽しくて仕方がなくなったんです

−狐 飯田君の設計する家は筋縄ではいかないこともあるけれど、人みんなで知恵を出しあって作っていくから楽しいねぇ。 家って感情がこもるから、楽しい現場だった家はいい家になるんだ。特に建具は動かすものだし、大工さんが作る枠に他人である自分が作った商品を納めるわけだから、どしても図面のままだと納まりがうまくいかないところが出てくるそんなときに等身大でぶつかりあって、一緒に真剣に考えていくことのできる関係でないとね、あとで迷惑がかかるのはお客さんだから

−飯田 そう意味でも僕自身がいつまでも意を言いやすいでいなとな、と思っています。

−狐塚 現場にいて、飯田君の車のエンジン音がしたら、おー来た来ちょっかい出せる人問が来た、って嬉だよね(笑)飯田君と職人たちとの飲み会も本当に和気あいあいとして楽しいもんな

−飯田 仕事じゃなくて飲み会ですか!?(笑)でも、そういうところでコミュニケーションをとてお互いの考えを知るというはとても大切なことだと思っています狐塚さんとは目指す建染の方向が同じだから、分かっもらえるという信頼がありますね。

−狐塚 例えばガラス扉の図面を見てこの木枠は飯田君にしては太いからもっ細くしていい?と電話したことがあったね

−飯 僕としてはそれくらいの太さがない強度的にもたないかなと設計したのだけどほんとはもっと細くしたいのだと察して提案してくれたんです。お互いヒントをもらったり、できるんだと発見したりいい関係ですね。

−狐塚 それにしても飯田君は木製建にこだわるよねぇ具屋いわせれば、外部建に関しては正直なところ気密性のリスクはある。今はいいアルミサッシもたくさんあるからね

−飯田 木製建具にしかできない間構成というのがあると思うんです木製建具は開けるときの手触りがよく、あたたかい触ったとき冷たいと愛がない感じがするでしょう?

−狐塚 それはあるね今思ったのだけど、建具の「具」は道具の「具」ではなく、味噌汁の「具」、つまりは索材かもしれないね単に味噌汁が飲みたければ味噌だけ溶いて飲めばいいけどを入れるから特徴が出る

−飯 なるほど、空間が味噌汁で、建具はの空間を彩る素材とうことですね

−狐塚 どんな建具を入れるかで空間はがらっわるこの現場だって、格子や板戸を入れれば純和風の空間にな、アーチ型みたいな洋風の建具にしたら洋風な空間になるいたってシンプルな建具を入れればカジュアルな空間になるだろうね。

−飯 は使うものだから、純粋な装飾ともまた違いますよね

−狐塚 木はどうしても傷がつくけどそこがいいんだよね。がずっと綺麗なままだと面白くない柔らかい木はすぐに傷ができるけどそれが思い出なんだよ例えば我が家の床はヒノキなんだけど、今はもう20代の息子たちがさい頃、おもちゃを片付けなくて俺が怒ってそのおもちゃを踏んづけてぐちゃぐちゃにしたことがあったんそのときにできた床の傷を見て、でも笑い話になったりするよ

 まさに家族の歴史ですね作り手の顔が見えるといのも既製品の建具にはない木製建具のいいところ住まい手さんはこの建はあの髭と坊主頭のおじさんが作ってくれたって目に浮かびますもんね。

−狐塚 現場にお客さんが来てくれてに関係ない話で盛り上がつて仲良くなることもあるもんな

−飯 そうやって住まいさんと職人さんの関係性が深まるんですよね住まい手さんに楽しそうな現場ですね、いい仕事してくれていますね、とれると本当に嬉しいこのチムワクは冗談みたいだ、と同業者にはれます職人さん同士で次の工程の職人さんに、そろそろ出番だから来てって連絡してくれる現場なんて、普通では考えられないですよね。

−狐塚 飯田君の現場には工程表がないもんね

−飯田 作ったともあたけど狐塚さんがこんなの見なくていい、ってみんなにったんじゃないですか(笑)

−狐塚 でも引き渡し期日の前にはみんなできちんと仕上げるだろう?

−飯 あの前日の追い込みは本にすごいと思います図面を描くのは僕ですが、実際に作るのは人さん住まい手さんも含めて僕たちはひとつのチームだとい気持ちを今後も忘れずにいたいですね。

 

狐塚建具店

代表 :狐塚芳則