concept

住環境に用いる素材

素材に嘘をつかない

感性を育てる子供時代を過ごす家には、偽物の材料を使うべきではないと思うのです。巷で多く用いられる「新建材」。現在流通している多くは塩ビシートが貼られた「○○風」と言われる、いわば「偽物」なわけです。塩ビならば汚れにくく傷も付きにくいでしょう。しかし子供の教育にとっていいことでしょうか。素材に嘘をつかないことで、カタチある物は汚れ傷つく、だから大切に扱わなくてはいけないということが伝えられる。感性を育てるという観点からみても、質感を感じられる空間であるからこそ意識をしなくとも育んでいくことが出来ると思うのです。住まいは料理と一緒で、素材を大切にしてこそ引き立つのです。


日本古来の素材を使う

日本古来の素材は、アレルギー予防や健康配慮などはもちろんですが、時が経過しても汚く古くならず、風合いや味わいが増し、見た目や手に触れたときの素材感は絶妙です。人間と同じように、変わらないものは深みも増さないのです。しかも使用後には土に返りゴミにならず、環境にもやさしいのです。おそらく日本人のDNAには「木・土・紙・草」などの自然素材が与えてくれる安心感が刻まれているのでしょう。寺社仏閣を訪れたときのあの何ともいえない懐かしい感覚。日々を過ごす住まいにも取り入れたいですね。