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日々のことblog

2025.04.28

お引き渡し(纏のいえ)|ヒロの日常

「纏(まとい)のいえ」@福島県白河市

過日、2日間にわたり見学会を行わせていただきました。
そして先週末、無事にお引き渡しを迎えることができました。

今作はタイトルにもある通り、生地を纏ったような柔らかさのある建築を目指しました。
天板や開口のアールをはじめ、天井は壁と繋がるかまくらのようなドーム型天井です。
大胆な計画が故に、出来上がるまで少々心配が残りましたが、良い意味で主張せず自然な仕上がりになったのは想像以上の誤算でした。

僕1人では出てこなかったであろう提案も住まい手さんからいただき、一緒につくり上げた一軒と言えます。
計画がスタートしてから1年以上。住まい手さんとは間違いなく、ここ一年で一番連絡を取り合ったといえるほどに、細部まで気持ちが宿ったように思います。


北側でありながらメインストリートに面するため、アイキャッチになる外観を目指しました
南面は開口を大きく取り採光を確保
玄関からリビング、南側の庭へと視線が抜けて広がりを感じさせます
アールの壁と天板がLDKへと誘ないます
LDKは一体の空間に、面積以上の開放感を感じられます
外国のキッチを彷彿させるような魅せるキッチンを計画しました
ダイニングテーブルは家具屋さんと打ち合わせを進めオリジナルで一点もの
南北に窓を取り、採光に加え通風も良好
壁と天井が繋がり吹き抜けの広がりをより強調させます
白いタイルに黄色み掛かったカラー目地を採用
調整用にミニタイルを一列加えてアクセントにしました
アールの壁が複雑な空間を創り出します
カーテンは国産メーカーのnatsusobikuを採用
麻で出来ているため、程よい透け感と空間に柔らかさを与えてくれます
階段の手摺りは自身オリジナルの革張りとしました
手に触れる愉しさを感じられます
階段を上った先には家族共有のデスクコーナー
居室を小さくした分、共有スペースは広々と使える3.6mのデスクです
吹き抜けのハイサイドを介して右側の小部屋へと光を届けます
美術館のような白い空間が特別感を増しています



今回、3月末に引き渡しをした「Happy Hobby House」に続き2件目のお引き渡しとなりました。
どちらの案件も、胸を張って自分が設計したと思える建物が完成し、とても自信をいただいた案件となりました。
これから迎える生活の器を、今後も設計工務店としてしっかり見守っていけたらと思います。









ヒロ 拝

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