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日々のことblog

2025.12.25

LumiNest(ルミネスト)|ヒロの日常

今回ご紹介するのは、私が担当する4軒目の住まい。
新作と呼ぶには少し時間が経ってしまいましたが、着工を迎える前に、あらためて記しておきます。
8月のブログで一度触れた計画で、その後も住まい手との対話と検討を重ね、徐々に整ってきました。
まもなく現場が動き出す、そんな節目のタイミングでのご紹介となります。

※模型はプレゼン時の内容で、外形はそのままに、2階の和室が1階へ移動し、玄関ポーチが追加となりました。


設計コンセプト
LumiNestとは、luminous(光輝く)と nest(巣)を組み合わせた造語。光のような美しい巡り合わせと、安心して戻れる“巣”としての住まいを重ね合わせました。
周辺に広がる落ち着いた環境を最大限に活かし、朝・昼・夕へと移り変わる光の表情が、そのまま暮らしのリズムを形づくる、そんな住まいを目指しました。 ただ明るさを求めるだけでなく、光が差し込む場所、あえて抑える場所、陰影が深まる場所をレイヤーのように重ね、静と動のバランスが調和する空間を構成しています。
家族が自然と集まる場所と、一人で静かに落ち着ける場所。そのどちらもが無理なく同居し、“巣”としての大切な役割を果たします。


外部環境
敷地は古くからの住宅地の一角にあり、周辺は落ち着いた時間が流れています。
南側の開けた環境を活かすため、建物は南に大きく開く東西の軸を意識して配置しました。 隣家との距離や視線の抜け方を綿密に検討し、「開くところ」は大胆に、「閉じるところ」はプライバシーを重視して窓や壁を配置しています。
玄関には、雨除けとして軒の深いポーチを設え、住まい手やゲストを優しく内部へと誘います。 また、特徴的な南側の十字型の大窓は、通りを行き交う人のアイストップとなり、内部から漏れる柔らかな光が街へと思いやりの裾分けをすることでしょう。


内部環境
建坪24坪というコンパクトな設計ながら、数値以上に広がりを感じられる空間になったと自負しております。
子育て世代である住まい手が、家事や育児をスムーズに行えるよう、回遊性のある動線を計画。ランドリールームを洗面脱衣室から独立させ、キッチンに近接させることで、家事の負担を軽減する動線に配慮しました。 住まいの核となるダイニングキッチンには吹き抜けを配し、家中のどこにいても家族の気配を感じられる設計です。
また、三面が外周に面する離れのようなリビングは、建物の軸からあえて15度角度を振っています。これにより、北西側に広がる美しい田園風景と山々を最大限に享受できるのが大きな特徴です。


性能
「ミライの空調講座」で培った知見をもとに、確かな数値と検証に基づいて組み立てた空調計画です。
冬は床下エアコン、夏は2階ホールのエアコンを採用し、エアコン一台で住まい全体をまかなう計画としています。経験や感覚に頼るのではなく、建物全体に加えて各室ごとの熱負荷まで丁寧に算出し、必要な能力や配置、気流の経路を整理することで、無駄のない環境を目指しました。

夏や冬だけでなく、梅雨時期や中間期も含め、一年を通して安定した温湿度を保つことを大切にしています。将来的な気温上昇も見据え、上下階の温度ムラを抑え、長く安心して住み続けられる住環境を考えました。
また、寒さの厳しい冬には日射取得を積極的に活かし、機械に頼りすぎない、自然な暖かさも期待しています。テクノロジーと自然の力を重ね合わせた、COMODOらしい合理性と心地よさを両立した空調計画です。




ヒロ 拝

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