敷地を読む
敷地に住む
実際には住めませんが、敷地調査の際にはそれくらいの勢いでその土地と対峙します。
道路の交通量や近隣住居の様子、景観や風の流れ方など、様々な要素をその場で感じ取る作業です。
敷地に住むとはすなわち、生活をシミュレーションすること。ただただ周辺を読み取るだけでは足らないのです。
妄想劇場の始まり
住宅を建てる行為はすなわち暮らすこと。決して建てて終わりではなく、生活が始まります。
その生活において周辺環境が及ぼす影響は多大であり、絶対に変えることのできない要素。
朝から晩までの状況を把握することで、あるべき住まいを模索します。
設計とはすなわち妄想であり、その入り口が敷地を読む行為と言えるでしょう。
ここにあるべきカタチ
カタチに正解はありません。またカタチは目に見えるものだけではありません。
それぞれの諸条件によって整理され、その時々の状況によって生み出されるものですが、とはいえこの瞬間で判断するのは危険で、老後も含めた長いスパンでの決断を要します。
長く住んでいただきたい住まいだからこそ、飽きることなく愛されるカタチとは何か。
「自分の家は他人の景色」をモットーに、その土地に馴染む、あるべき姿を模索します。