リノベーション
ふたつの表情をもつ木の家リノベーション
設計コンセプト
元はお母さま1世帯で住まわれていた住まいを、息子さん夫婦が一緒に住まうための2世帯リノベとなります。
一棟丸ごとのフルリノベーションでありながらも、どこはかとなく以前の住まいを彷彿させるような、程よく面影を残しながら現場を進めました。
親世帯はいつものCOMODOスタイルで仕立て、ワンルームで完結するシンプルで必要十分な空間を誂えました。
子世帯はラワン張りで仕立てており、未完成のようにも見えるけれど、実は繊細な張り込みがなされています。ラワン合板は一歩間違えるとバラックに見えなくもない、ちょっと危険な素材。目地の取り方や枠の取り合いなどを緻密に図面へ落とし込み、COMODOスタイルの繊細な空気感を纏わせることに成功しています。
構造は可能な限り耐震化を図り、断熱気密もしっかりと。
生まれ育った住まいが、世代を超えて住み継ぐお手伝いができたのではないかと自負しております。
建築地 | 栃木県宇都宮市 |
構造 | 木造2階建 |
施工期間 | 2024.08〜2025.03 |
延床面積 | 150.91㎡(45.6坪) |